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ザ・プロダクツ products

The Products

ProToolsとは

 現在、一般的なパソコンを使用して、音楽制作する作業や環境の総称のことをDAW ( Digital Audio Workstation)と呼びます。

そして、その代表的なプロダクトが Pro Tools システムで、世界中の音楽& MA スタジオといった制作現場のスほぼデファクトタンダードとなっています。

そもそも、Pro Tools システムは、1991年に4トラック用のデジタルレコーダー製品としてスタートし、その後1994年に Pro Tools TDM というシステムを開発することによって、現在の DAW 環境の原型を作り出しました。

現在も使用されているTDMという言葉は「Time Division Multiplexing」の略称で、Pro Tools の開発元である、Digidesign社のサウンド処理技術のことを指します。

TDMシステムの特徴は、専用のサウンド入出力用のオーディオボードとオーディオインターフェイス、さらに Pro Tools software との組み合わせで、最大256トラックのオーディオデータを扱うことが可能なシステムとして発売されました。

Degidesign is AVID

 

Pro Tools とは一体どんな製品で、何故世界中で使用されているのか?ここでは Pro Tools システムの歴史から、機能的な概要まで解説致します。

 

ProTools 92

ProToolsC24 ProTools 7 HD

 このシステムの特徴は、オーディオボードに搭載された DSP(デジタルサウンドプロセッサー)でサウンド処理を行うため、パソコンのCPUに性能に左右されることなく、安定して作業できるところが最大のポイントでした。
そして、これらの環境の登場と同時に、多くのサードパーティ製の高品位なプラグインエフェクトも開発されたため、Pro Tools TDMは世界中で話題を呼び、徐々に普及していくことになります。

 ちなみにDigidesign社は、1995年にノンリニア映像編集システムを開発しているAvid Technologyと合併したことにより、MA業界でも認知され出すことになります。


さらに、1997年には Pro Tools が 24bit に対応した Pro Tools 24 が登場し、2002年に現在のスタイルといえる Pro Tools / HD が完成されることになりました。  


Pro Tools HD は、これまでの音質を大きく上回る192kHzまでを扱えるようになり、その操作感の良さと安定性、さらに数百万でシステムを構築できるリーズナブルな価格により、一躍音楽&MAスタジオ業界のスタンドードシステムと呼ばれるようになるのです。

パソコンベースのProTools LE

 プロのスタジオ用途に TDM システムが普及していく中、個人ユースのパソコン環境で使用可能にするため開発されたのが「Pro Tools LE software」です。


1990年台の後半に登場した Pro Tools LE は、PCIボード型のオーディオインターフェイスに標準付属されたセット型で販売されることになります。


LE版は、パソコンのCPUベースのため、プラグインエフェクトやトラック数の制限などがある、機能制限付きとしてスタートします。

ですが、TDM とのフアイルの互換性や、リーズナブルな価格がメリットとなり、それまでプロの間でのみ使用されていた Pro Tools システムが徐々に一般ユーザーにも浸透していくことになります。 そして、パソコンや周辺機器の性能の向上とともに、Pro Tools LE の機能も向上し、2002年にはUSB型の初代「Mbox」が登場することになります。


以降、Firewire 型の Mbox 2 Pro や、Mbox 2、Mbox mini といった「Mbox」ファミリーが続々と開発されていき、
それと併行して、Mboxファミリーの上位機種として Digi002 や 003 といった製品も発表され Digidesign社の Pro Tools LE 用のハードウェアのラインナップが現在の型となっていきました。

LE logo

Mbox2

Mbox2 MiniMbox2 ProMbox2 Micro
ProTools 003RProTools 003
M-Audio用のProTools

 DAWという言葉が定着しだした2004年に、Avid Technology社はオーディオ& MIDI機器メーカーであるM-Audio と合併して、より MIDI機器やオーディオ系の周辺機器を強化していくことになります。


そこで、M-Audio の製品でも Pro Tools software が扱えるようにと開発されたのが「Pro Tools  M-Powered」です。

Pro Tools M-Powered software の特徴は、インターフェイスや機能、操作感は Pro Tools LE とほぼ同様で、M-Audio 製品でレコーディングを行い人向けとなっています。

 また、過去に M-Audio 製品を購入した人でも、単体で Pro Tools M-Powered software を後から購入することで、Pro Tools 環境を使用できるというのがひとつの魅力となっています。

LE logoFAST TransPro
それぞれのプロダクトの特色
003Family

 Digidesign社のMboxファミリーや、003ファミリーは Pro Tools LE が標準付属なのに対して、M-Audioの「Pro Tools M-Powered」の場合は、ソフトウェアの単体販売と、ハードウェアとのパッケージ販売があるので、用途によって購入を決めるといいでしょう。


また、Pro Tools  LEの場合、ハードウェアがいわゆるプロダクトキーを解除する役目となっているので、Digidesign 社のハードウェアが接続されていないと、Pro Tools  LEソフトウェアが起動できない仕様になっています。

それぞれの機種の違いは、アナログ&デジタルの入出力端子数の違いと、扱えるサンプレートやビット深度の違いになります。

プロダクトの違いと注意点

 Pro Tools システムを使用する際に、必須になるのがライセンスを管理する「iLok USB Smart Key」です。


基本的に、Pro Tools 環境ではプラグインソフトウェアのライセンス管理をするハードウエアとして、このPace社の「iLok USB Smart Key」を採用しており、「Pro Tools M-Powered」を初め、サードパーティ製のプラグインソフトウェアを使用の際に同時に装着して利用する事が必須になっています。

ProTools software について

 バージョンアップごとに、新たな機能が追加されていPro Tools software は、現在はバージョン8となり、TDM版とLE版とでは、ソフトウェア的な機能の差異もほとんど無くなってきました。


開発当初は、レコーディング機能に特化したイメージでしたが、バージョン8では楽譜機能の追加や、MIDI機能の強化、さらに多くのプラグインソフトウェアも付属されるようになり、より総合型のDAWソフトとしてアップグレイドしています。


Pro Tools software の特徴は幾つもありますが、特徴的なものとしては「直感的な操作が可能な波形編集機能とミックス機能」「視認性と柔軟性の高いMIDI機能」「質の高い豊富なプラグインエフェクト機能」「バックトラック制作で威力を発揮するインストルメント音源が付属」などが挙げられます。


特に、波形編集するためのツール類は操作性抜群で、基本的なパソコン操作ができれば、誰でもすぐにプロと同様なミックス&編集作業ができるように工夫されていて、正にデジタルとアナログの善い所取りといえ、自分なりの操作を反映できるソフトウェアといえるでしょう。

 

以上で The Products 第一回 AVID ProTools 編を終ります。

 

次回をお楽しみに!


尚、ProToolsのトレーニングコンテンツもBeHub.JPオンラインとレニング内にございますので、使い方を覚えたい!という方は是非ご覧ください。

ProTools PzentaiEffects

Synthe